口や表情を調べ動かしたり、ことば自体の発声練習や思いだす事、そして大切な嚥下(ゴックン)を行う専門家が言語療法士です。

顔面を動かす体操も大切です。口や舌がうまく動かない場合は鏡を持ちいたり物理療法と併用しながらうまく言葉が出せるように練習します。

言語聴覚士について    ST協会HPより

言語聴覚士 (Speech Therapist):一般的には「ST」と略されて呼ばれることが多いと思います。

 

1997年に国家資格となりました。国家試験に合格して厚生労働大臣から免許を受ける国家資格です。

国家試験はPT、OT同様に年1回、2月に行われます。

国家試験の合格率:全体では60%台(既卒者を含む)、新卒だけでは80%台の合格率です。

 

 

日本言語聴覚士協会によると下図の様に医療機関が67.8%を占めています。

その次が老人保健施設・特別養護老人ホーム7.8%、福祉施設7.5%、養成校2.3%と続いています。

全会員数が25,549人なので約2万人は病院関連施設に居ることになります。

超高齢化社会を迎え、様々な問題を抱えながらも在宅生活を推進している現状ですが、地域で頑張る言語聴覚士はまだまだ少ないと言わざるを得ない状態です。

 

 

 

医療:病院、クリニック

(リハビリテーション科、精神神経科、耳鼻咽喉科、小児科、形成外科、口腔外科など)

老人保健施設、特別養護老人ホーム

福祉:障害者福祉センター、小児療育センター、通園施設など

学校教育:通級指導教室、特別支援学校(聴覚障がい、知的障がい、肢体不自由)

研究:大学など

 


 

 

 

男女比では2:8と女性が多い状況が続いています。


言語聴覚士

言語聴覚法を要約すると、「音声機能、言語機能または聴覚に障がいのある方に対して、その機能向上を図るため言語訓練その他の訓練を行います。またこれらに必要な検査および助言、支援を行う」者を指します。

分かりやすく言うと言葉や聞こえ、食べ物を口から食べることに障がいを持つ方の機能回復や発達促進の支援を行う医療・福祉の専門家です。

対象となる疾患は?

失語症

構音障がい

高次脳機能障がい

言語発達遅滞

脳性麻痺による言語障がい

吃音

音声障がい

聴覚障がい

摂食・嚥下障がい