脳卒中や交通事故などによる脳の損傷が原因で、脳の機能のうち言葉や記憶、注意。情緒といった認知機能に起こる障害を高次脳機能障がいと言います。
病前に比べて怒りっぽくなったり記憶が悪くなってしまうなどの症状があり、高次脳機能障がいの人は全国に50万人以上いるのではないかと考えられています。
けれども早急な判断も難しいことがあります。
というのも人には、元々怒りっぽい方や忘れっぽい方がいるように外見からは区別がつかないことも少なくありません。
高次脳機能障がいはあくまでも「脳の損傷によって起こる認知機能の全般の問題」を意味しています。
(参考文献:朝日福祉ガイドブック なるほど高次脳機能障がい 誰にも起きる見えない障がい:橋本圭司著)
上図は高次脳の書籍は数多く存在しますが、橋本圭司先生の御著書はどれも大変、明快に書かれています。上図も同先生の成書から引用させていただきました。
「高次脳」の高次とはそもそも、ヒトだけが獲得した①喜怒哀楽といった感情とその言語表現能力②予測し判断あるいは変更して物事を計画的に実行する能力③事柄を広範囲に記憶し、集中して物事を能動的に変化させ対処していく能力の事を指します。
けれどもこれらは「息をする」「まばたきをする」ことと同じくらい当たり前の能力として普段、気に留められていないことが少なくありません。
そして、ひとたび下記のような病気などで脳がダメージを受けると1~3の能力がうまく行えなくなってしまいます。
失語
失行
失認
記憶
注意
遂行
行動と情緒、コミュニケーション障害
半側空間無視
ゲルストマン
バリント
地誌的障がい
チームアプローチ
当事者
家族
医師
理学療法士
作業療法士
心理士
看護師
介護士
医療ソーシャルワーカー(MSW、PSW)
ケアマネージャー、介護支援専門員
学校
就労
ハローワーク
会社関係者
近隣住民 友人、知人
民生委員